恋人に振られてつらい。心の苦しさを和らげる３つの方法カウンセリング埼玉

ずっと一緒にいられると思っていた人からの別れの言葉程つらいものは無いと私は思う。

予期していなかったら尚更。

昨日まで一緒にいた人が今日からいない。

そのつらさを表現出来る言葉は、なかなか見つからない。

ただただ、苦しい。

その苦しさを絶望とあらわす人もいるかもしれない。

これまで見えていた鮮やかな世界が一瞬にしてモノクロになったような。

日常に感じていた楽しさや嬉しさを一切感じられなくなり...

自分の生きる意味を見出せなくなることすらあるかもしれない。

心にポッカリ穴があいてしまい、そのまま。

塞がらない。

自分の中から何かが抜け落ち、零れ落ち、それを拾うことすら出来ない。

親密な人を失くすということは、そういうことだと思う。

その強い苦しみや悲しみ、絶望しか心に無い時。

どうしたら少しでもらくになれるかを、今日は綴っていこうと思う。

　　◆目次◆

1. 自分の傷付いた心に気付くこと
2. とにかく自分に優しくすること
3. 少し落ち着いてきたら...

１　自分の傷付いた心に気付くこと

恋人に振られて傷付かない人なんていない。

その時に最も大切なことは「自分の傷付いた心に気付くこと」、そして「その傷付いた心を手当てすること」だと私は思う。

私は過去にひどい失恋をしたこと時に、あまりにショック過ぎて現実的に思考することが出来なくなってしまったことがあった。

そして異常なまでの現実否認。

「これは何かの間違いだ。」

「彼は何か理由があるに違いない。」

「彼はまだ私のことが好きである。」

「絶対彼は私の元に戻ってきてくれるし、きっと理由を説明してくれる。」

でも。

その後、彼が戻ってくることはなかった。

いつからか、やっと現実を見つめることができその時にやっと泣くこともでき「ああ、私はあまりにも傷付き、泣くことも出来ず、現実も受け止めることが出来なかったのだ。」と自分に寄り添うことが出来たのだけど、

振られた当初から考えていたのは、彼のことばかり。

傷付いた自分を全く考えてあげられなかったからこそ、回復がかなり遅くなってしまったよ。

恋人を無くしてしまった時は、どうしても彼のことばかりを考えてしまうのは当然。

それと同時に、「なぜどうしてこんなふうになったんだ。」「いやいや、こんなことはある訳ない。」と強く思い、どうしたらこの状況を良く出来るか。どうしたら復縁出来るか。何事もなかったあの頃に戻れるか。

そればかりを考えてしまうと思う。

でも、本当に考えなければならないのは、それではないように私は思う。

ズキンズキン痛む心臓

自分の速い鼓動、荒くなった呼吸

止まらない涙

大好きな食事が喉を通らない

眠れない

何もしたくない何も考えたくない

これらに目を向ける。

そしてただただ、これらを感じる。

苦しいかもしれないけれど。

でも、その感覚に気付いてあげられるのは自分しかいないんだよね。

最初は何をする訳でもなくて良い。

ただ、ひたすら感じてあげる。

見つめてあげる。

傷付いた自分を孤独にさせない。

２　とにかく自分に優しくすること

前述したことに通ずるものがあるけれど、心の苦しさを和らげるために大切なことは、とにかく自分に優しくすることだよ。

そもそも自分の傷付いた心に気付くことも、自分に優しくないと出来ないことだから１で説明したことも、結局は自分に優しくすること。

私たちは意外にも、自分に対して優しくなれないことは少なくないのではないかな。

何かで失敗した時。

ただでさえ、へこんでいるよね。

なのに、あれをしなかったから失敗したんだ。

もっとこうすれば良かったのに。何やってるんだ自分。

そんなふうに責める。

全然、優しくなれないよね。

大好きな人に振られた時も同じじゃない？

本当は、周りのことなんて考えず泣き叫びたい。

つらいよ、悲しいよ、誰か助けて！！！と叫びたい。

なのにそんなのどうでも良いかのように、彼のことばかりを考え続ける。

心はズタズタに傷付いているのに自分を見ることを忘れてしまう...。

そこで自分の心のケアを疎かにしてしまうから（疎かにしようとしている訳ではないものの結果そうなってしまう）、心はさらに疲弊する。

それは、ますます自分の心は不安定になり体調が悪化することを意味しているの。

そうなれば本当はその後実は明るい未来が待っていたとしても、それに気付くことは出来ないよね。

もしかしたら自分でそれを台無しにしてしまうかもしれない。

だからこそ。

とにかく自分に優しくすることが重要なんだよ。

泣き叫びたいなら、それを許してあげる。

泣き言、愚痴を言いたいなら、それを自分が聞いてあげる。

ズキンズキンと痛む胸に気付いてあげる。

食欲のない自分を労ってあげる。

横になる自分に「それで良い。」と言ってあげる。

赤ちゃんの世話をするのと同じように、四六時中自分のことを気にかけてあげる。

気にするのは彼の気持ちではなくて、自分の気持ち。

そしてその気持ちや考えを否定したり、無かったことにするのはなく、耳を傾けてあげる。

どんな想いも自分のもので、それで良いよと受け止めてあげることで、つらい気持ちはかなり和らぐはずだよ。

もちろん時間も必要かもしれないけどね。

３　少し落ち着いてきたら...

これは、自分の気持ちが落ち着いてきたらの話。

傷付いた心を回復させ、また幸せな自分の人生のために一歩一歩進んでいくための方法になるんだけど、これまでの彼との思い出をゆっくり振り返ってみよう。

もちろん、それが出来ない、思い出したくない、つらいと感じてしまうのであれば、まだまだそれをするべきではないということ。

これは無理矢理取り組むものではないからこそ、出来るようになるまでは無理しないこと。

やはり恋人に振られてしまう、別れを告げられるということは、自分の人生においてとんでもないアクシデントだから。

その時の出来事がトラウマになってしまうことも、きっとある。

だからこそ、自分がそれに目を向けられない時は無理に見なくて良いと思うの。

ただ、そのトラウマが原因で、次の恋愛に進めない...異性と接するのが怖くなってしまった...ということが出てきてしまうと悲しいよね。

もしかしたら復縁も望めるかもしれないのに、それが足枷になり難しくなってしまうということにも繋がりかねない。

そうならないために、自分が前に進みたいと思い彼との過去を振り返る抵抗をあまり感じない状態になれているのであれば、彼との記憶の清算をやっていこう。

そうすることで、また新たな一歩を踏み出すことが出来るよ。

どうせ歩むのであれば幸せな道が良い。

そして彼との記憶の清算は、傷付いた心を和らげるための最も効果のある方法だからね。

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