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恋人と喧嘩したり、ちょっとギスギスした関係になった時に、ついつい口から出てしまう言葉。

「私なんていらないんでしょ！」

怒りに任せて出てしまう言葉なんだけど、この言葉って言ってる自分も本当は言いたくないし、言葉にしていて苦しいんだよね

私なんていらないんでしょ

本当は私のことなんて好きじゃないんだ

私のことなんて本当はどうでも良いくせに！

でもそれをやめられないのは、きっと自分の心に幼い頃の傷がずっと残っているからだと思うの

愛されたかった人に言われてきた言葉の傷

それがずっと残っていて、それを言われた時と似たような状況になると咄嗟に口から出てしまう

幼い頃に言われたことを自分で再確認するかのように

「私なんていらないんでしょ！」って言った時に、「そうだよ」もしくはそれに値するような言動をされた時に「やっぱりね」って

やっぱりねを何度も何度も重ねて自分を「いらない人」認定する

自分で確固たるルールを築き上げてしまう

幼い頃に関わった人との絆は良くも悪くも深いから

深すぎると言っても過言ではないかもしれないね

だからこそ、その人たちの言葉を皮肉にも大切にしてしまったり、こだわったりしてしまうのかなと私は考える

本当は大切になんてしたくないのに

本当は捨ててしまいたいのに、その方法が分からなかったりする

私なんていらないんでしょ

本当は私のことなんて好きじゃないんだ

私のことなんて本当はどうでも良いくせに！

そんな自分を卑下する言葉を並べているけど....でも実は裏返しの言葉だったりするんだよね

私なんていらないんでしょは、私のことを必要として欲しい

本当は私のことなんて好きじゃないんだは、私のこと好きでいて欲しい

私のことなんて本当はどうでも良いくせに！は、一人にしないで

そんな自分の心の叫びだったりする

でも....「私なんて」その常套文句もしく捨て台詞は、対人関係に亀裂を入れる言葉だったりもする

他人からしてみれば、拗ねているように見えるから

たまにのそれは可愛く見えるかもしれないけど、事あるごとにその言葉が飛んでくると、どんなに優しい人でも相手は疲れてしまう

相手側は「私なんていらないんでしょ？」「私のことなんて好きではないんだ！」の言葉にきっと最初は「そんなことないよ。必要だよ」「大好きだよ」そんな温かい言葉をかけてくれているはず

でもこちらが「私なんて」を手放さない

だから彼らは段々離れていく....そんな現象が起きてくるし、「私なんて」を自分自身が真実にしてしまっているんだよね

本当は違うの

愛されているのに

大切にされているのに

必要とされているのに

それを自分自身で無かったことにして壊してしまっている

それで、「やっぱり私は愛されないんだ」って泣いている

私自身がそう生きてきたから、こうして書いているんだけどね

この負のループから抜け出すために、自分の信念を上書きしていくのは必須のことなのかなと私は思う

幸せに生きるためにね

それと同時に、私なんて論が口から出てきそうになった時こそ、一度深呼吸してみて欲しい

そして自分の言いたいことは本当は何かなって、自分の心に訊ねてから言葉を発する訓練をしてみると良いかも

だって私たちは本当は「私なんて○○なんでしょ？」って言いたい訳じゃないと思うから

不安なだけ

愛されているか、大切にされているか、分からなくて不安なだけ

愛して欲しい、好きでいて欲しい、一人にしないで欲しいだけ

だから、それを選んで伝える努力をしていくことが必要だと思うの

愛されているか不安なんだ

好きでいて欲しい気持ちでいっぱい

側にいて欲しいの　って

その言葉の方がきっとお互いの心は通じ合う

もちろん根本的な部分を少し善くしていく必要もあるけれど、すぐ出来ることは今からでも取り入れていくことが大切なんじゃないかなって思う

一緒に頑張っていこうね

苦しい人生を幸せな人生に築き直すこと

それは今からでも出来るよ